GEORGE HARRISON WITH ERIC CLAPTON AND HIS BAND - DEFINITION OF LEGEND(2CD)
Live at Osaka Castle Hall, Osaka, Japan 2nd December 1991 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
日本公演極上マスター新発掘シリーズから、またまた貴重なマスターが登場しました。先般リリースの横浜初日公演に続き、ジョージ・ハリスン＆エリック・ク ラプトンの大阪初日となった1991年12月2日の大阪城ホール公演の史上最良マスターが発掘されました。この日の既発盤としては、同じTriconeよ りリリースされた「RUN FOR THE ROSES」がありますが、本盤はそれと同じソースながら、オープニングが数秒長く収録されているという不思議なDATマスターであります。しかも既発盤 と比較して各楽器の分離が良く、ステレオの拡がり感が豊かで、音に深みがあります。
収録時間の長いDATだけにテープチェンジ箇所はありません。既発盤 「RUN FOR THE ROSES」にもマスタリングを施しましたが、本盤では原音から良質であったため、マスタリングの効果も絶大となりました。既発盤と聴き比べていただきま すと、ワンランク以上音質がクリアかつナチュラルになっていて、DATマスターとカセットマスター程の違いを感じていただけると思います。それが顕著なの が、スティーヴ・フェローンのスネアのサウンドです。
既発盤は「バシャ！」という若干機械的な響きが交じっていましたが、本盤は彼本来のナチュラルな「パ シャ！」というサウンドに変わっています。欠点としては、Badgeの5：28周辺ほかで高音がビビっているような箇所が見受けられますが、それにしても この音質はこの日の最高レベルであるばかりでなく、先般の横浜公演マスターに迫る、本ツアーを代表するものの一つに挙げられるでしょう。
この大阪初日公演では、前日の横浜に続き「Fish On The Sand」が演奏されました。翌日から最終日まで、このナンバーはセット落ちしてしまいましたので、横浜に次いで曲が多かった日としてこの大阪初日公演は 貴重です。しかも横浜でのセットリストを知らないまま駆けつけた人も多かった関西のオーディエンスが、伝説の人ジョージ・ハリスンを目の当たりにして新鮮 な驚きで大興奮している様子が捉えられています。
ジョージも前日に比べて饒舌になっているようで、ツアーに楽しみを感じてきたことが窺がえます。クラプト ンバンドによる鉄壁の演奏をバックに、ジョージのボーカルは前日の不安定さが解消されて快調ぶりを示しています。この大阪公演からは、ジョージの向かって すぐ右にクラプトンが立つようになりました(横浜ではこの位置はネイザン・イーストでした)。これは当初の横浜では、クラプトンとのツーショットを狙う取 材陣に気を取られず、伸び伸びと演奏できるように配慮された立ち位置だったと思われますが、それを覆したことで、もはやジョージがそんなことでは緊張しな くなったことを表わしていました。
それを証明するかのようにジョージはリラックスしつつ、Taxman前のMCでは、1863年の古い曲と紹介し、アン コールで登場した際には、「オオサカ、イチバン」と持ち前のユーモアを見せてくれます。翌日の後半では疲れからか、少し声がかすれてきたジョージでした が、この日はボーカルも絶好調。非常に聴きごたえのあるパフォーマンスを披露しています。初日の横浜、終盤＆千秋楽の東京と併せて、是非コレクトしていた だきたい、オリジナル音源による優良マスターが本盤です。今回もプレスCDによる限定リリースとなりますので、お早めのご利用をお願い致します。
Disc 1 (75:05)
1. Opening 2. I Want To Tell You 3. Old Brown Shoe 4. Taxman 5. Give Me Love
6. If I Needed Someone 7. Something 8. Fish On The Sand 9. What Is Life 10. Dark Horse
11. Piggies 12. Pretending 13. Old Love 14. Badge 15. Wonderful Tonight
Disc 2 (60:58)
1. Got My Mind Set On You 2. Cloud Nine 3. Here Comes The Sun 4. My Sweet Lord
5. All Those Years Ago 6. Cheer Down 7. Devil's Radio 8. Isn't It A Pity
9. While My Guitar Gently Weeps 10. Roll Over Beethoven
（メーカーインフォによる）
