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  L.A. FORUM 1989 FINAL NIGHT: MIKE MILLARD MASTER TAPES / PAUL McCARTNEY
商品の説明
商品名 L.A. FORUM 1989 FINAL NIGHT: MIKE MILLARD MASTER TAPES
レーベル UNKNOWN LABEL◆プレゼント対象品◆TARGET ITEM
SET 2CD
CONDITION M+
SOURCE ★今まで決定的な音源の存在しなかったLAフォーラム最終日がまさかのミラード録音で刷新されます。
NOV.29.1989/AUD

通常価格 ¥3,800 (38P)
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曲目リスト
★最初の220枚のみ、ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
ご注文時メーカー完売の場合がございます。ご了承頂いたうえでのご注文を御願いします。


PAUL McCARTNEY - L.A. FORUM 1989 FINAL NIGHT: MIKE MILLARD MASTER TAPES(2CD)
Great Western Forum, Inglewood, CA, USA 29th November 1989 PERFECT SOUND
 
 マニアにとって毎週のお楽しみとなった感のあるJEMSによるマイク・ミラード・マスターの公開は「こんなライブが?」あるいは「そんなアーティストまで?」といった驚きと喜びを与えてくれ続けています。先週公開されたポール・マッカートニー1989年のLAフォーラム公演もそんな一つでしょう。ミラードが録音したポールの音源といえば1976年ウイングス・オーバー・アメリカ・ツアーの最終日を捉えた、これまたLAフォーラムでの音源が有名ですが、彼が89年のフォーラムにまで出向いていたことは今まで全く知られていませんでした。

 都合五回ほど行われたポール89年LAフォーラム公演といえば、スティービー・ワンダーが飛び入りして「Ebony And Ivory」をデュエットした11月27日公演(これもJEMS音源を元にした「EBONY AND IVORY 1989」という名盤がリリースされていました)が有名ですが、ミラードが録音してくれたのはLA日程のファイナルだった29日。この日は中級レベルな音質のオーディエンス録音が「BRILLIANT FOR US TO BE BACK HERE IN THE U.S. OF A」というCD-Rでひっそりリリースされていた程度。それに輪をかけてミラードがポール89年ツアーを録音してくれていた事実が明らかとなったという歴史的な発掘でもある。
 
 1989年といえば、彼の録音キャリアにおいては後期となるわけです、そんな今回の録音の質感がちょっと変わっている。ショーが始まってしばらくはポールの声とロビー・マッキントッシュのギターの音のバランスが大きいのですが、どうやらこれはミラードのマイクの向きが違っていたらしく「Got To Get You Into My Life」が始まるとマイクの位置を調整し、演奏のバランスがよりよくなります。これがかなりダイレクト感に溢れた、オンな音像。それでも基本的にロビーのギターの音のバランスは大きく、例えば「Let It Be」や「Hey Jude」といった、演奏アンサンブルの中心がピアノとなる曲でロビーがどのようなバッキングを弾いているのか、というのが伝わる貴重な資料だともいえるかと。
その一方で今回の音源は周囲の盛り上がりも相当に拾っており、例えば「We Got Married」の冒頭でイントロを弾くヘイミッシュ・スチュアートの姿を見た客が「ポール、ジェシ・エド・デイヴィスとやればよかったのに!」というとんちんかんな野次(彼は前年に亡くなっていました)が飛ぶかと思えば、「Good Day Sunshine」では奇声が飛んだりと、アメリカらしい騒がしさまでリアルに捉えられている。

ところが周囲の盛り上がりも拾ってくれたからこそ分かる、この日ならではの盛り上がりは意外なほど楽しい。例えばLA公演の初日を捉えた名盤「BACK IN THE U.S.A.」では当時の新曲でもあった「We Got Married」を演奏すると告げると「昔の曲やれよ」的な野次が飛ぶという、いかにもアメリカ的な場面が捉えていた訳ですが、何とこの日は当時の最新アルバム「FLOWERS IN THE DIRT」収録曲に対する反応が非常に好意的。一見すると観客がお喋りを始めてしまいそうな「This One」でもショー前半が嘘のように聞き入っており、むしろ「FLOWERS IN~」収録曲の度に歓声を上げる女性ファンまでいるほど(それこそビートルマニアのような絶叫ぶり)。
 
なぜこれほどまで演奏も周囲の盛り上がりもクリアネスに長けた状態で録れたのかと言えば、この日のミラードは前から三列目の席から録音していたのですね。どうりで楽器のダイレクト感が強い訳だ。89年ツアーは「Twenty Flight Rock」に先の「Ebony And Ivory」など、翌年の来日公演では演奏されなかったレパートリーを取り上げているのが魅力ですが、何しろロビーのギタープレイが相当なダイレクト感を伴って捉えられているものだから「Twenty Flight Rock」の間奏における流麗なプレイも生々しいバランスで楽しめてしまう。それどころか「Coming Up」ではロビーとヘイミッシュのギタープレイそれぞれが聞き分けられてしまうほど。この曲で聞かせるクリス・ウィッテンのハイパーなドラミングも懐かしい。

それにポール自身も五回に渡って行われたフォーラム公演の最終日ということもあり、力を出し切らんばかりの熱唱を随所で聞かせてくれる。これまた89年オンリーのレアなアレンジであったキーを上げた「Yesterday」(つまりノーマルのチューニングのギターで弾き語る)などはまさに熱唱。さらにフィナーレの「Golden Slumbers」でポールがピアノを弾き違えてしまうという一瞬の凡ミス・ハプニングまでも、ダイレクト感が抜群の録音だけにしっかり聞こえてしまう。

今回のリリースに際しては、曲間のみながらカット個所には先の「BRILLIANT FOR US TO BE BACK HERE IN THE U.S. OF A」音源を採用。毎週が話題のミラード音源だけに、いくつものアイテムの登場が予想されますが、別音源を駆使してカット個所を補填してみせたのは本タイトルだけでしょう。そしてミラード・テープではおなじみな現象と言える高めなピッチもきっちりとアジャスト。初日や27日と違い、今まで決定的な音源の存在しなかったLAフォーラム最終日がまさかのミラード録音で刷新されます!
 
(リマスター・メモ)
★高音質ながら再生デッキの特性の良さからホール鳴りが強めに再現されている印象で、特にベースラインに影響を与えてるので緩和して聴きやすくしました。
 
★既発「BRILLIANT FOR US TO BE BACK HERE IN THE U.S. OF A」はピッチが速いので修正して、適時イコライズして補填しました。
 
★ピッチは補正しました。
 
Disc 1 (61:13)
1. Figure Of Eight
2. Jet
3. Rough Ride
4. Got To Get You Into My Life
5. Band On The Run
6. Ebony And Ivory
7. We Got Married
8. Maybe I'm Amazed
9. The Long And Winding Road ★4:17 テープチェンジ (既発も切れてる)
10. Fool On The Hill
11. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
12. Good Day Sunshine
13. Can't Buy Me Love
 
Disc 2 (76:27)
1. Bourree In E Minor (snippet)
2. Put It There
3. Things We Said Today
4. Eleanor Rigby
5. This One
6. My Brave Face
7. Back In The U.S.S.R. ★3:24 - 3:27 同日別音源の既発で補填 (本来テープチェンジではない所が切れてる - "イー"の奇声を嫌ったか?)
8. I Saw Her Standing There ★3:18 - 3:28 同日別音源の既発で補填 (テープチェンジ)
9. Twenty Flight Rock
10. Coming Up
11. Let It Be
12. Ain't That A Shame
13. Live And Let Die
14. Hey Jude ★7:50 - 9:37 同日別音源の既発で補填 (テープチェンジ)
15. Yesterday
16. Get Back
17. Golden Slumbers
18. Carry That Weight
19. The End
(メーカーインフォによる)
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