1988年6月、Mick Taylorが参加した元MountainのドラマーCorky Laing のバンドCorky Laing's All-Starsの貴重なライヴ音源の登場です。この年のTaylorは、Dickey Betts、Jack Bruce、Grateful Dead、Joe Walsh等々と競演しており、まれに見る精力的な活動をしていますが、このライヴにおいては、その絶好調さをそのまま窺える見事なプレイを披露しています。公演自体1st & 2nd Showに別れていますが、曲はだぶらず、かつ実にヴァラエティに富んでいます。まず何と言ってもタイトルにもなっている「Leather Jacket」は、Stones在籍当時に作成し、ファースト・ソロ・アルバムで完成させた人気の高い曲で、近年はあまり演奏しなくなってしまった名曲です。Stones 関係では、「Hi-Heel Sneakers」「Money」「Honky Tonk Women」「Can't You Hear Me Knocking」そして、Cream絡みの「Politican」「Crossroads」「Born Under Bad Sign」「Sunshine Of Your Love」、Joe Walshの「Rocky Mountain Way」、AnimalsやDeep purple、Gillanがカヴァーした「Lucille」そして、Mountainの「Theme From An Imaginary Western」「Mississippi Queen」など、まず他では聞くことの出来ない珍しい曲を数多く演奏しています。Taylor以外はドラムスのCorky Laingを中心とした、いわゆるリズム隊中心で構成されたバンドのため、Taylorが常に前面に出てリードをとっていますが、リズムにまわっても積極的なプレイをしています。これはアップテンポの「Crossroads」とスローバラードの「Theme From An Imaginary Western」で特に顕著に出ており、Taylorならではの暴走気味のギターを堪能することができます。「Lucille」「Rocky Mountain Way」では、へヴィーなリフとソロを披露。リズム隊との掛け合いは、なにやらCreamを意識したかのような感じで、白熱した演奏が繰り広げられています。音質に関しては、全体的にヴォーカルがオフ気味ですが、これは当時の会場PAによるものと思われ、演奏に関してはこれ以上望めない極上音源となっています。
(メーカーインフォメーションによる)
1ST SHOW
HI-HEEL SNEAKERS
LAUNDROMAT BLUES
POLITICIAN
RED HOUSE
CROSSROADS
LEATHER JACKET
LUCILLE
ROCKY MOUNTAIN WAY
2ND SHOW
MONEY
BORN UNDER A BAD SIGN
THEME FROM AN IMAGINARY WESTERN
SUNSHINE OF YOUR LOVE
INSTRUMENTAL
HONKY TONK WOMEN
MISSISSIPPI QUEEN
CAN'T YOU HEAR ME KNOCKING
ROBIN MILLAR WITH MICK TAYLOR
CATCH AS CATCH CAN
FOR MY LIFE 5'00