plus Bonus DVDR "LP FIELD 2015: THE VIDEO"
Live at LP Field, Nashville, TN. USA 17th June 2015 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND
ツアー開始直後から質の高い演奏がマニアの間で評判を呼んでいるストーンズの最新ツアー「Zip Code」から今回は6月17日のナッシュビル公演をリリースいたします。キースも大好きなカントリー・ミュージックのメッカであるナッシュビルでのライブは今回のツアーのちょうど中盤戦に位置するライブ。そんな最新ライブを極上のオーディエンス録音にてリリースいたします。
今回の音源はネット上に現れたものをリマスターいたしましたが、オープニングの「Jumping Jack Flash」が始まった瞬間におけるキースのギターがあまりにオンな音像…これだけでもマニアの方には満足していただけるかと思います。非常に荒々しい質感でキースのギターが鳴り響き、ストーンズの演奏自体もみごとなワイルダネスを感じさせる味わい。確かに今回のツアーで今のところナンバーワン・レコーディングの地位を獲得しているシトラス・ボウルのような優等生録音とくらべると粗さがないとは言えず、さすがにそのレベルの域には達していないのが事実です。
とはいえ、あくまでシトラス・ボウルの音質が良すぎるのであって(しかも今週それが刷新されてしまうとは…)、ツアーが進むにつれてオーディエンス録音の質も尻上がりに良くなっていくという状況はこのナッシュビル、LPフィールドでのライブを収録した音源にも見事に反映されています。
ただし、この日の演奏なのですが、前半は結構ユルいです。カントリーのメッカだからでしょうか、それともツアー中盤の中だるみとなってしまったのでしょうか?特にキースの音がオンな音像で捉えられている分、彼のプレイの粗もよく伝わってしまうから困りもの。例えばペトコ・パークやアトランタで聴かせてくれたキレが感じられないのが正直なところ。中でも「Tumbling Dice」はイントロからしてキースの雲行きが怪しく、挙句の果てにはエンディングがいったん終わったのに終われない、という久々に派手なミスで幕を閉じてしまいました。
キースに関して言えば、自身の持ち歌コーナーである「Happy」で再び演奏が危うくなり、それどころか演奏が止まってしまうのでは?とヒヤヒヤしそうなほどバンド全体の演奏がもたつく始末。こういった部分だけを取り上げてしまうと、ツアー始まって以来の迷演か?と思いたくもなってしまうのですが…
しかし幸いにもここはナッシュビル。ストーンズもいきなり「Far Away Eyes」で同地を意識した選曲。しかもライブ前半のユルめな調子の中、ストーンズ・カントリーの選曲は大正解。恐らくはナッシュビルのオーディエンスも聞き惚れてしまったであろう、見事な演奏を披露してくれました。
その名演に続くは今回のツアーにおけるライブ前半の恒例であるスティッキー・コーナー。その選曲が「Wild Horses」と「Dead Flowers」という絶妙なセレクト。どちらもナッシュビルにぴったりな選曲というだけでなく、ゆったりとした曲調のおかげで、この日前半のストーンズのユルさまでもがぴったりはまってしまったのだから面白いもの。しかもこの日のリクエスト・ナンバーでもあった後者では近年のストーンズ・ライブのアメリカにおける常連ゲストと言えるブラッド・ペイズリーが登場してミックとボーカルを分け合っていました。
こんな風にユルさが良くも悪くも目立ったライブ前半と比べ「Midnight Rambler」からはいきなりワイルドで激しいストーンズに豹変してしまうからびっくり。ちょうどこの曲から二枚目のディスクへと変わりますので、なおさら豹変ぶりが際立つのです。しかもそこで要となるのは前半で調子が今一つだったキース。ここでは彼を中心として、それこそ1969年から71年辺りのライブ・バージョンを偲ばせるようなワイルドさが絶品。ここから「Zip Code」ツアーのストーンズらしい高品位なパフォーマンスへと切り替わり、お約束ナンバーの「Miss You」ですらいつもよりもタイトでキレのある演奏に打ちのめされること間違いなし!
そんな前半と後半(ライブ後半で散見されるPAトラブルも何のその)の対比がはっきりと分かれたナッシュビルでのライブを見事な音質で捉えた音源が限定のプレスCDにてリリースされます。ある意味では、これこそストーンズらしい(笑)いつもの「Zip Code」ツアーとはちがったライブを楽しんでください!
Disc 1 (66:41)
1. Intro
2. Jumping Jack Flash 3. It's Only Rock 'n Roll 4. You Got Me Rocking 5. Tumbling Dice
6. Doom and Gloom 7. Bitch 8. Far Away Eyes 9. Wild Horses 10. Dead Flowers (with Brad Paisley)
11. Honky Tonk Women 12. Band Introductions 13. Before They Make Me Run
14. Happy
Disc 2 (66:10)
1. Midnight Rambler 2. Miss You 3. Gimme Shelter 4. Start Me Up 5. Sympathy for the Devil
6. Brown Sugar 7. You Can't Always Get What You Want (with The Belmont University Chorale)
8. Satisfaction
★★特別企画
★ローリング・ストーンズ「LP FIELD 2015」に、6月17日のナッシュビル公演を単一撮影者による極上品質オーディエンスショット映像で2時間5分に渡って収録した、ファン必携・必見のボーナス映像タイトル「LP FIELD 2015: THE VIDEO」が特別に付属致します。
THE ROLLING STONES - LP FIELD 2015: THE VIDEO(Special Bonus DVDR)
Live at LP Field, Nashville, TN. USA 17th June 2015
2015年「ZIP CODE」ツアーより9公演目の、6月17日ナッシュビル公演を極上品質の高画質オーディエンスショット映像で2時間5分に渡って収録。You Tubeにアップされ話題の、「全て同じ撮影者」で「Sympathy for the Devil以外の全曲」を収録した最新ツアーの決定版映像タイトル。撮影者は2階席後方のセンターよりステージ向かってやや右側からショウを撮影していますが、スクリーンショット直撮りからメンバーのズームアップダイレクト映像まで、実に見事なショットでショウ全体を撮影しています。余程、撮影慣れしているのでしょう、その的確なカメラワークに観ていて惚れ惚れする程です。全編、これ見所と断言できるほどに絵になるストーンズ・ショウが本当に例え様もない程素晴らしく、ファンは感動の思い出見入ってしまうこと間違いありません。
ボーナス映像ディスクと言うと、本当にあくまでも本編CDをサポートする一枚と言った印象のものが多いのですが、このタイトルは質・内容ともに圧巻であり、CDを食ってしまう程の強烈な魅力を発揮しています。とにかく、この圧倒的なショウ、ステージに、理屈抜きでただただ見入ってしまうこと間違いなし。元は前述の通りYou Tubeですが、かなりずれている画像と音(全曲)を全てジャストに合わせ、全曲シームレスで楽しめるように編集しました。音だけ聞いていると「あれ、ミスった」思うところもメンバーの魅力的な笑顔を見れば、そんなネガティブな感想はすっ飛んでしまいます。最高の映像タイトルを、迫力満点のCDと一緒にお楽しみ下さい!!
1. Before The Show 2. Intro 3. Jumping Jack Flash 4. It's Only Rock 'n Roll 5. You Got Me Rocking
6. Tumbling Dice 7. Doom and Gloom 8. Bitch 9. Far Away Eyes 10. Wild Horses
11. Dead Flowers (with Brad Paisley) 12. Honky Tonk Women 13. Band Introductions
14. Before They Make Me Run 15. Happy 16. Midnight Rambler 17. Miss You 18. Gimme Shelter
19. Start Me Up 20. Brown Sugar
21. You Can't Always Get What You Want (with The Belmont University Chorale)
22. Satisfaction 23. Outro
COLOUR NTSC Approx.125min.