★最初の240枚のみ、ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
ご注文時メーカー完売の場合がございます。ご了承頂いたうえでのご注文を御願いします。
DEEP PURPLE - BIRMINGHAM 1973 MASTER(1CD)
Live at Town Hall, Birmingham, UK 21st February 1973 (UPGRADE)
第2期の終末となった“1973年”を代表する名録音のアップグレード盤が登場です。その名録音とは「1973年2月21日バーミンガム公演」。“マーク2最後の本国ツアー”で記録されたオーディエンス・アルバムです。まずは『WHO DO WE THINK WE ARE』のリリースから第2期崩壊となった日本公演までの歩みから始めましょう。
《1月13日『紫の肖像』リリース》
・1月16日-2月10日:欧州#1(16公演)
・2月16日-28日:英国(10公演) ←★ココ★
・3月5日-20日:欧州#2(10公演)
・4月12日-6月19日:北米(42公演)
・6月23日-29日:日本(6公演)
《第2期DEEP PURPLE崩壊》
これが『WHO DO WE THINK WE ARE』後の全容。本作のバーミンガム公演は、最後の英国10公演のうち4公演目にあたるコンサートでした。この1973年の音源というと、ヨーロッパ・アメリカ・日本はかなり充実しているものの、一番薄いのが本国イギリス。本作は、その貴重なイギリスの真実を伝えるライヴアルバムなのです。
すでにピンと来られている方も多いと思いますが、このライヴはかつて『BIRMINGHAM 1973(Darker Than Blue 134)』としてお届けしたこともあります。実のところ、本作に収められているのも『BIRMINGHAM 1973』と同録音なのです。しかし、だからと言って既発のマスリングではあ・り・ま・せ・ん。本作は、近年になって登場した“マスター・クローン”。アナログ・カセットからダイレクトにデジタル化した、もっとも由緒正しい逸品なのです。
実際、本作に吹き出すフレッシュなサウンドは、目も覚めるような鮮やかさ。『BIRMINGHAM 1973』からしてかなりジェネの若いマスターを厳選していただけに「完全な別物」というわけではないのですが、明らかに鮮度が良い。特に違うのはヒスノイズ。『BIRMINGHAM 1973』では(年代を考えれば驚異的に少ないものの)サーッというノイズが全編を覆っていたのですが、本作ではそれがない。綺麗に晴れ渡ったクリアな空気感に第2期DEEP PURPLEが鮮やかに浮かぶ上がるサウンドなのです。
これが単に「ノイズがない」以上の効果を生んでいる。これまでは気にしていなかったヒスの向こう側に隠れていた演奏のエッジ、録音のディテールが次々と露わになってくるのです。正直な話、この録音はところどころ音の揺れや欠落があることでも知られていますが、その揺れのディテールまで鮮明になっている。その透明感は、マスタリングでは決して得られないものです。ただし、発掘されたままの音源はピッチが狂っており、かなり早くなっていました。本作では、素のナチュラル・サウンドはそのままに、ピッチだけを正確に修正。この世に1本だけのベスト・バージョンに仕上げました。
もちろん、音揺れ云々はあくまで例え話。「こんなものまで綺麗にきこえちゃうんですよ」というだけであり、肝心要は当然演奏。この演奏の細やかさ、鮮度の良さこそが本作の命なのです。特に嬉しいのは、リッチー。年代によってサウンドが変化していく人ですが、この“1973年の鳴り”は格別で、他のいかなる時代よりも人気がある。その絶品のストラト・サウンドが輝く鮮やかさで描かれるのですから、それはそれはもう至極の音世界です。
その上に来て、演奏も素晴らしい。1973年というとお仕事モードな演奏も垣間見える時期ですが、この日は“最後の本国”の意識が働いてでもいるのか、実に素晴らしい。もちろん、緊張感でギリギリと締め上げるような1970年・1971年レベルには到達しませんが、各人のインプロヴァイズは冴えており、イアン・ギランのノドも絶好調。そのバンド・ポテンシャルで「Mary Long」も披露してくれる。まさに“1973年の代表作”と呼ばれるに相応しいライヴアルバムなのです。
ただでさえ貴重な“第2期最後の母国”録音。そのアップグレード版にして、全世界を見渡しても“1973年”を代表するサウンド・演奏が詰まったライヴアルバムの大傑作です。単なるリマスターでは到達し得ない“マスター・クローン”サウンドを永久に残す1枚。今週末、あなたのお手元にお届けいたします。
(79:57)
1. Intro. 2. Highway Star 3. Smoke On The Water 4. Strange Kind Of Woman 5. Mary Long
6. Keyboard Solo/Lazy 7. Drum Solo/The Mule 8. Space Truckin' 9. Black Night
Ritchie Blackmore - Guitar Ian Gillan - Vocal Roger Glover - Bass Jon Lord - Keyboards
Ian Paice - Drums
(メーカーインフォによる)