AEROSMITH - BOSTON 1973(1CD)
Live at Paul's Mall, Boston, MA. USA 20th March 1973 STEREO SBD(2 Source Mixed, Longest Version)
伝説の“AEROSMITH最古のライヴ録音”が最高峰クオリティ&コンプリートで登場です。“最古のライヴ録音”と言えば、ご存じ「1973年3月20日ボストン公演」のステレオ・サウンドボード。オフィシャルの大名盤『LIVE! BOOTLEG』に「I Ain't Got You」「Mother Popcorn」が採用されたことでも有名な録音です(公式盤には「4月23日」とクレジットされていますが、現在ではリサーチが進み「3月20日」が定説になっています)。本作は、その“完全版”かつ“最上盤”たる1枚なのです。
【驚愕の“完全版”が新発掘】
このライヴは単に最古というだけでなく、FM放送もされて無数の既発を生み出してきた大定番。しかし、2017年にそのサウンドボードに事件が起きたのです。実はごく最近になって今まで未発掘だったオープニングナンバー「Make It」も収録されたコンプリート盤が登場! 従来もマニア間では「Make Itも演奏されたんじゃないか」と議論になってきたわけですが、その確たる証拠が飛び出してしまったわけです。しかも、「Make It」だけではなかった。そこかしこから、従来の既発盤では編集でカットされていたシーンが流れ出る……。
おおよそは各曲間に1秒ー10秒ほどの追加なのですが、それでは済まないのが「Mother Popcorn」。『LIVE! BOOTLEG』でも目玉のトラックでしたが、従来盤では序盤で1分16秒にわたってばっさりカットされていたことが発覚。さらに、既発群は女声アナウンスが追加されていたこともあり、放送そのものが違うことも確認された。現在、世界中のマニアが聴き込みながら「既発群=再放送じゃないか?」「新発掘の完全版=初回の生中継だろう……」と議論している真っ最中。まだ3月だというのに、早くも“2017年最大の衝撃!”と話題沸騰中なのです。
【“完全版”を超える“最上盤”】
本作もそんな“完全版マスター”を使用しておりますが、“そのもの”ではありません。実は、今回のマスターは“完全版”でこそあれ、基本クオリティが「トップ」とはいかなかったのです。それもそのはず、既発放送の頂点盤が凄すぎる。それが『CLUB GIGS 1973-1974(ZODIAC 008)』のディスク1なのですが、これはラジオ局“WBCN”のリール・マスターからCD化されたもの(ちなみにエンディングも完全版より長い)。局リールからの究極サウンドには、いかな初放送の新発掘マスターでも一歩及ばないのです。
そこで、本作は究極サウンドの「リール・マスター」を基本とし、局編集でカットされたシーンを「新発掘マスター」で繋げました。もちろん、両サウンドボードとも最新・細心マスタリングで違和感を最小限に抑え、ネット音源ではやや低かったピッチもキッチリ修正。まさに“完全版”を超えた“完全版”。収録時間も最長なら、サウンド・クオリティも頂点という“最上盤”に仕上げたのです。
そんな頂上クオリティで描かれる最古の生AEROSMITHの凄味……。オフィシャル名盤『LIVE! BOOTLEG』とほぼ変わらないサウンドが全編を覆い、その中に今まで聴いた事もない歓声や演奏、そして「Make It」オープニングが露わになる。さすがに本編との切り替わりは分かるものの、新発掘シーンも普通以上の特級サウンドボード。デビュー作から「Dream On」以外の全曲を演奏し、数々のカバーで繋ぐ極初期ならではのライヴ。ニューイングランドのローカル・バンドでありながら、ライヴで叩き上げられた“本物ロック”が脳内にねじ込まれるのです。
まさに“伝説”。「最古のライヴ録音」というだけでなく、強烈に熱く生々しいマグマのようなパフォーマンス。その全貌がステレオサウンドボードで聴ける幸せ、それが本作の正体なのです。
学術的に聴くのも実に面白いですが、いざ「分析してやるぞ!」と思っていても忘れてのめりこんでしまう灼熱のステレオサウンドボード・アルバム。これはもう、“AEROSMITHのファンか否か”なんて次元ではない。ロック・ミュージックが生み出した人類の文化遺産盤です。早くも確定してしまった(!?)“2017年最大の衝撃盤”。今週末、新たなる伝説をあなたのお手元に!
(50:09)
1. Make It 2. One Way Street 3. Somebody 4. Write Me A Letter 5. I Ain't Got You
6. Mother Popcorn 7. Movin' Out 8. Walkin' The Dog 9. Train Kept A Rollin'
10. Mama Kin
STEREO SOUNDBOARD RECORDING
Steven Tyler - Vocals, Harmonica Joe Perry - Guitar, Vocals Brad Whitford - Guitar, Vocals
Tom Hamilton - Bass Joey Kramer - Drums
(メーカーインフォによる)