QUEEN - DEFINITIVE MANNHEIM(2CD)
Live at Maimarktgelande, Mannheim, Germany 21st June 1986 STEREO SBD(UPGRADE)

1986年6月21日、ドイツはマンハイム公演を現地ラジオ放送マスターより超高音質ステレオ・サウンドボード録音で完全収録。海外より新たに入手した一 大決定盤音源をダイレクトにプレスCD化。アナログ時代の「DONE UNDER PRESSURE」よりお馴染みの音源であり、過去に同名タイトルでプレス盤もリリースされていましたが、2008年になって、ようやく単一ソースで一気 通貫に聴ける最優秀のブランドニューソースを使用した「MONNEM MAGIC」がTrialレーベルより登場、以来、同音源の決定盤として、ファンの間で愛聴されてきました。

 

リリース当時の専門誌 beatlegでも「既発の「Done Under Pressure」(Gypsy Eye)では複数のソースが編集されているのか、音の質感が一定ではなく、そのような問題が生じているのに対して、今回はそのような現象は全く無くなって いて、終始、安定したムラのない完璧な音質で収録されている。流石に新たにリリースされるだけの内容を誇っているので、しっかりとした形で残すためにも CDRではなく、プレス盤でリリースして欲しかったと感じるファンは少なくないだろう。」と絶賛のレビューを送りながらも、CDRリリースであったことに 不満を感じている内容でありました。

 

今回の「DEFINITIVE MANNHEIM」はその名の通り、86年マンハイム公演の決定盤。「MONNEM MAGIC」同様に単一ソースを使用しており、ピッチの正確さも売りであった「MONNEM MAGIC」が実際はディスク１においては中盤を底にランダムにお椀型に低くなっているピッチの問題も完璧に修正されたベストな内容。

 

最大の売りはサウン ドのアッパーぶりで、音が２ランク、明白かつクリアーになったことは明確で、ジェネの違いを容易に感じとることが出来ます。これを聴くと、最高音質と疑わ なかった「MONNEM MAGIC」が、やや線の細いMP3音源のようにも聴こえるから驚きです。音はより近くよりパワフル・クリアーに、そしてスケールも増しています。各楽器 のぶつかり合う中域がより整理された、全体がスッキリした印象のサウンドであり、逆に軽めのシャカシャカとした高域もよりストレートに出力されているのが お分かりになられるかと思います。

 

ここまで行けば、これはもうオフィシャル盤と何ら変わらぬ音であり、このまま公式リリースも可能なほどの超高音質サウン ドです。「あのマンハイム・ラジオ音源がここまで良い音で聴けるとは・・・」と聴きながらマニアも感慨の思いを頂くのではないでしょうか。

 

そして、何より 凄いのが、この日のクィーンの圧巻のパフォーマンス！クィーンの有名音源サイトでこの日の公演を「演奏のレベルをピークにもって行ったWembley も素晴らしいが、ラフさと緊張感のバランスがとれたコチラもなかなかの名演。」と評していますが、全くその通りで、フレディのミスを恐れないノリが素晴ら しく、フレディに引っ張らる感じでの、非常にテンションの高い演奏を、最後まで楽しむことができます。

 

80年代中期、クィーンが最高に魅力的なライブバン ドであったことをこの一枚が証明してくれます！マニアックな聴き所では「Impromptu」に続き、一瞬、ビートルズのI Feel Fineのリフが登場、スペンサー・デイヴィス・グル―プの「Gimme Some Lovin'」までが演奏されていること、更には当日、前座を務めたマリリオンのフィッシュが「Tutti Frutti」にコーラスで参加していること等が上げられます。

 

なんにせよ、音質がパートによって変わらない単一ソースによる最高音質盤のプレスCD化は 初めてであり、更に本盤は音質も飛躍的にアップグレード。今後、10年以上に渡ってファンの間で定番タイトルとして君臨すること間違いなしの決定盤。

★beatleg誌　vol.147（2012年10月号）のレビュー要約です。ご参考まで。

986年6月21日、マンハイム公演のFM放送音源が再登場した。この模様は現地だけでなく、米国でも『Done Under Pressure』のタイトルで放送された経緯があり、当然の如く、レコードの時代から数々のブートレッグのネタとなって来た。そして、これまでの決定版 とも言えるのが本誌vol.98で取り上げた『Monnem Magic (Trial-326)』（2008年リリース）であったが、今回新たにリリースされるだけあって、それをも吹き飛ばすほど充実した内容が詰まっている。 まずは注目の音質だが、比べてみると明らかに向上しており、これまで充分過ぎるほど高音質に感じられた『Monnem Magic』でさえ、平たんな音質に感じられてしまうから驚きだ。

 

次にピッチについてだが、シンクロ再生させてみると『Monnem Magic』の[DISC-1]は必ずしも正確でなかったことが分かるというもの。海外より新たに入手した決定盤音源が使われているとのことだが、つまり 音質は向上して、ピッチも完璧になり、しかもしっかりとした形で残すべく、プレス盤でのリリースという徹底さが貫かれたパッケージ品に仕上がっているので ある。

 

肝心の演奏に関しても、8万5千7百人の観客を動員した公演であり、観客の数が増えれば増えるほど本領を発揮したと言われるフレディ・マーキュリー の底力を存分に味わえる素晴らしいものだ。この公演は断片的にオフィシャル映像『Magic Years Volume Three』でも鑑賞可能であることを付け加えておく。

 

★過去最良の完璧なサウンドボード。マジック・ツアーの最高傑作です。

Disc 1 (57:43)
1. One Vision 2. Tie Your Mother Down 3. In The Lap Of The Gods... Revisited 4. Seven Seas Of Rhye
5. Tear It Up 6. A Kind Of Magic 7. Day-O 8. Under Pressure 9. Another One Bites The Dust
10. Who Wants To Live Forever 11. I Want To Break Free 12. Impromptu 13. Guitar Solo
14. Now I'm Here

Disc 2 (46:54)
1. Love Of My Life 2. Is This The World We Created? 3. You're So Square (Baby I Don't Care)
4. Hello Mary Lou 5. Tutti Frutti 6. Bohemian Rhapsody 7. Hammer To Fall
8. Crazy Little Thing Called Love 9. Radio Ga Ga 10. We Will Rock You 11. Friends Will Be Friends
12. We Are The Champions 13. God Save The Queen

STEREO SOUNDBOARD RECORDING

（メーカーインフォによる）