EUROPE - SWEDISH COUNTDOWN: THE FINAL EDITION

(2CD + Bonus CDR "FORCE '82 DEMOS: Remastered Edition")

Live at Gavlerinken, Gavle, Sweden 9th October 1986 TRULY PERFECT SOUND(UPGRADE)

 

　2012年暮れのリリース直後から、その素晴らしいサウンドで全てのEUROPEファンをノックアウトした「SWEDISH COUNTDOWN」が、ファン待望の２枚組完全限定プレスCDでのリリース決定です！　1986年発表の「FINAL COUNTDOWN」が世界的な大ヒットを記録する中、同年10月9日に母国スウェーデンのイェブレで行われたライヴを、サウンドボード録音に匹敵する超高音質オーディエンス・マスターより音盤化。EUROPEファンだけでなく、この時代のハードロック／ヘヴィメタルを愛するマニア全てに聴いて欲しい、決定的な一本です！

 

　1983年にメジャー・デビューを果たしたEUROPEは、その美しいメロディと洗練された音楽性で、母国スウェーデンだけでなく日本でも高い評価を受けました。'84年の2ndアルバム「WINGS OF TOMORROW」ではサウンドもさらに向上。いわゆる"北欧メタル"の先駆けとして、その地位を確固たるものとしました。しかし彼らといえば、何と言っても1986年の「THE FINAL COUNTDOWN」でしょう。この作品は650万枚を売り上げ、世界的な大ヒットを記録。タイトル曲の印象的な幕開けは、普段ロックを聴かないという人でも、同時代におけるBGMとして認知されているほどです。

　しかし同作品は、バンドにとって'80年代のジョン・ノーラム時代最後の作品になりました。これまで洗練されたメロディの中にも、どこか陰りのある叙情性を身上としていたバンドの音楽性が、一気にポップ化・メジャー化した事による反動でもありました。それだけに、ジョン在籍時のプレイを収めた「THE FINAL COUNTDOWN」に伴う日本およびヨーロッパツアーの音源は、非常に重要なのです。

　その重要な1986年ライヴの中でも、とりわけ特別なのが10月に行われたスウェーデンツアー。バンドの母国におけるライヴ、それも'80年代ジョン在籍時最後のツアーを最上級の録音で収めた本録音は、プレスCDで残さねばなりません！

 

　このイェブレ公演を収録したオーディエンス・ソースは、既発リリースの時点で「ジョン・ノーラム在籍時でも、最も音が良いのでは？」と言われたほどの完全別格音源。高い安定感に加えて、各パートの楽音もバランスよく捉えた音像は、下手なサウンドボード以上に優れたサウンドを楽しませてくれます。

　今回はただでさえ優れたこのマスターをさらに磨き上げる事で、数段上のクオリティへとアップグレード！　既発で過剰と思われた音域を調整し、前半部分で見られた部分的な音の荒れも可能な限り補修。最上級の見通し・クリアネスに加えて圧倒的なダイレクト感は、いかなる聴き手をも魅了せずにはおきません！

 

　セットリストは９月に行われた来日公演のものとほぼ同じ。「THE FINAL COUNTDOWN」からの全曲に、1stそして2ndから半分ずつという構成は、まさに初期EUROPEのベスト・セレクション。オープニングの「The Final Countdown」冒頭からエンディングまで、ライヴの全編が聴き所です！

　ジョーイ・テンペストのヴォーカルは「Wings Of Tomorrow」や「 Danger On The Track」，さらに「Heart Of Stone」でもまま突き抜けるように響きます。そして何より、ジョン・ノーラムのギターが素晴らしい！　どの曲においても細やかなプレイまで目の前で聴くかのように、クリアかつリアルなサウンドで聴き手に迫ります！　脱退を決意していた

彼のギターは「バンドでのやり残しが無いように」という決意すら感じさせる気迫のプレイ。ギターソロの「Boyazont」や「Aphasia」はもちろん、後半における嵐のようなプレイには、誰もが惹き込まれてしまうでしょう。さらに「On The Loose」から続くイアン・ホーグランドのドラムソロも聴き逃せないポイント。後半にモーツアルトの「Eine Kleine Nachtmusik」をフィーチャーしたソロ・パートは、まるでコージー・パウエルのソロのような盛り上がりを楽しめます！

　ディスク2冒頭の「Time Has Come」や「Dreamer」以降は、まさに怒涛の展開。「In The Future To Come」，「The King Will Return」，「Paradize Bay」と言ったバンド初期の名ナンバーがメドレーで繰り出される場面は、誰もが一瞬たりとも耳を離せない。ここから名曲「Seven Doors Hotel」に繋がるクライマックスは、全ての北欧メタル・ファン感涙のドラマティック・パートです！　ラストは「Dance The Night Away / The Final Countdown」で、90分間のライヴを感動的にクロージングします！

 

　EUROPEの同時期ライヴ音源では、このイェヴレ公演の２日後に行われたストックホルム公演が、「THE KING WILL RETURN」（Shades）としてリリースされています。こちらも素晴らしい録音ではありましたが、本作の圧倒的なサウンドはこの傑作録音すら凌ぎます！

　本作は'80年代中盤におけるヘヴィメタルの一時代を、最高級のサウンドとリアルさで切り取った永久保存版。あらゆる意味で別格と断言できる決定的音源が、ファン念願の完全限定プレスCD２枚組で、ここに堂々のリリース決定です！　

 

Disc 1 (46:24)
1. Intro. 2. The Final Countdown 3. Wings Of Tomorrow 4. Danger On The Track 5. Heart Of Stone
6. Ninja 7. Carrie 8. Boyazont 9. Aphasia 10. On The Loose 11. Drum Solo 12. Cherokee

 

Disc 2 (44:10)
1. Time Has Come 2. Dreamer 3. Love Chaser 4. Open Your Heart 5. Rock The Night 6. Stormwind
7. In The Future To Come 8. The King Will Return 9. Paradize Bay 10. Seven Doors Hotel
11. Dance The Night Away 12. The Final Countdown

 

Joey Tempest - Vocals John Norum - Guitars John Leven - Bass Mic Michaeli - Keyboards
Ian Haugland - Drums

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★EUROPEのプレスCD２枚組「SWEDISH COUNTDOWN: THE FINAL EDITION」には、ボーナス・タイトルとして、バンド初期のデモテイク集「FORCE '82 DEMOS: REMASTERED EDITION」が付属します。

　本作ではバンドがEUROPEとしてレコード・デビューする以前、前身バンド"FORCE"時代にレコーディングされたデモ音源11曲をリマスター収録。貴重なテイクの数々を、現段階でもっとも聴き易いと言えるサウンドで楽しめます。

 

EUROPE - FORCE '82 DEMOS: REMASTERED EDITION(Bonus CDR)
This is a very rare demo of Europe named FORCE before they got the big record deal. Contains 11 tracks with some songs which later turned out to be on the first album.

 

　EUROPEはアルバム・デビュー前の1982年、スウェーデン国内で行われたバンド・コンテストで優勝した事によりメジャー・デビューの道が開けました。その当時、彼らが名乗っていたバンド名が"FORCE"でした。彼らは1979年ごろに活動を開始しており、地道にキャリアと実力を養っていました。

　その彼らがバンド・コンテスト出場と同じ頃に製作したデモ音源が、本作に収められた11曲です。このデモ音源は以前からマニアの間では有名な存在。Langleyレーベルからも「FORCE '82 DEMOS」としてリリースされており、EUROPEのマニアにとって欠かせない必聴の一本。本作ではそのLangleyレーベル・バージョンを元に、楽曲の全編をリマスター収録しています。既発より格段に聴き易いクリアなサウンドで、貴重なテイクを楽しめます。

 

　本作に収められた楽曲の数々は、１曲目の「Hold On」や続く「Strange」から、いかにも当時のヨーロピアン・メタルといったサウンドと曲調。サウンド・メイキングそのものは、良く言えば手作り風（厳しく表現すればややチープ）で、アンサンブルも発展段階なのですが、曲にはしっかりとしたミックスが施されています。特にアレンジは見るべきものがあり、叙情的な旋律には彼らの個性がすでに打ち出されています。

　中でも聴き手の耳に残るのがジョン・ノーラムのギター！　彼は全編で素晴らしい存在感を放ち、ソロの構成も見事。キーボードが用いられていないため、全体的にハードな印象が漂っており、ソロのみならずリフやバッキングでも、ジョンの色あいが濃密に描き出されています。ここで聴けるメロディを洗練して、さらにキーボードを加えていけば、私たちが知っているEUROPEのサウンドになる事が理解できるはずです。

　ジョーイ・テンペストによれば、1stアルバムのアイディア総てが、バンド初期の時点で存在していたという事ですが、この11曲の中で明確に判るのは「Rock On」です。この曲と1st収録の「Farewell」はサビの使いまわしが同じで、ほとんど"歌詞違い"のバージョンといった感じです。また、「Black Rose」は「The King Will Return」に、「Endless Voyage Of Dreams」は「Words Of Wisdom」へと、それぞれ発展していった様子が伺えます。知っているようで知らない楽曲の数々は、これこそコレクターズ・アイテムといった面白さがいっぱい。収録時間の約40分間に渡り、聴き手はEUROPE誕生前夜の荒削りな魅力をたっぷりと楽しめます。

　'80年代初頭の北欧メタル・シーンを垣間見るような内容は、全てのメタル・ファン必聴。プレスCDタイトル「SWEDISH COUNTDOWN」に収められたジョン在籍時後期のライヴ・テイクと比較して、EUROPEの成長と発展をどうぞお楽しみください！

 

1. Hold On 2. Strange 3. The Roses 4. Black Rose 5. Give Me A Break 6. Rock On
7. Mystery 8. Midnight Show 9. Endless Voyage Of Dreams 10. Can't Work It Out
11. Power Of Rock

 

Joey Tempest - Vocal John Norum - Guitar John Levin - Bass Tony Reno - Drums

（メーカーインフォによる）