ERIC CLAPTON - ST. PAUL 1998: PILGRIM TOUR 1ST SHOW(2CD)
plus Bonus DVDR "PILGRIM WEARS A CROWNS"
Live at St. Paul Civic Center, St. Paul, MN. USA 30th March 1998 PERFECT SOUND(from Original Masters)
今年5月にはエリック・クラプトンの70歳のバースデイ記念コンサートが話題となりましたが、彼の53歳のバースデイに当たったレアな日の極上コンサート音源をプレスCDで堂々リリース致します！1998年3月30日、「ピルグリムＵＳツアー」の初日となったミネソタ州セント・ポール公演の素晴らしい完全収録ステレオ・オーディエンス・ソースです。
この日の音源は古くはテープトレーダー間に流通していたものがありましたが、それはオーディエンスノイズの多い、粗めの音質でした。今回、当店がリリースするのは、イギリスの重鎮テーパーから直接提供を受けた、完全未公開のオリジナル・マスターなのです。この音質を聴いていただくと、既発盤とは異なるクリアできめ細やかなサウンドに納得されることでしょう。この繊細な音質が生きてくるのは、クラプトンのライブ史上初となる、20名のストリング・オーケストラを帯同して行なったこのＵＳツアーだからこそです。
繊細な弦の響きが、当時の新譜「PILGRIM」の楽曲のみならず、従来の代表曲においても見事に活かされています。この音質でこそ鑑賞していただきたいコンサートと言えるでしょう。このストリング・オーケストラは、ＵＳツアーセカンドレグとその後のヨーロッパツアーでは帯同されませんでした。どうしても大がかりなステージセットになることと、指揮者を含むオーケストラのスケジュールの都合があったためと考えられますが、だからこそこのＵＳツアー・ファーストレグの音源は貴重になってくるのです。
また、このファーストレグでドラムを務めたのはリッキー・ローソンでした。後のセカンドレグ、ヨーロッパツアーでは、スティーヴ・ガッドに交代してしまいますので、ローソンの独特のフィル回しが聴けるのも本盤の妙味でしょう。さらにこのコンサートが貴重なのは、クラプトンのバースデイに当たっていたという事実のみならず、ツアー初日ゆえにセットインしていた楽曲が他日よりも多く、特に後には聴けなくなる「PILGRIM」収録曲がふんだんに演奏されていたということに尽きます。ボブ・ディランが元々はクラプトンにプレゼントするために書いたにもかかわらず、自身のアルバム「UNDER A RED SKY」に収録してしまったというナンバーBorn In Timeをはじめ、自身の女性好きを自分で揶揄したNeeds His Woman、ツアー中にアメリカのPTA団体から歌詞が暴力的で過激だと批難されてツアー中にセットから落とす羽目になったSick And Tiredなど、レアなナンバーがこの日に限り軒並み演奏されているのです。
それくらいクラプトンはアルバム「PILGRIM」に自信があったのでしょう。オーディエンスに早く演奏して聴かせたかったに違いありません。そういう意味で彼の意志が端的に現われていたのがこの初日です。元マスターでは、録音開始の遅れによりMy Father's Eyesの冒頭が僅かに欠落していましたが、既発マスターを当店エンジニアがマスタリングし、まったく違和感のない形で補填して完全バージョンと致しました。
また同曲にあったやや音像が不安定な箇所も完全に改善してあります。70歳のバースデイ・コンサートも偉大ですが、本盤をお聴きいただくと、53歳のバースデイ・コンサートも偉大だったことを実感していただけるでしょう。この日の音源は本盤が決定版となります。それゆえプレスCDにての堂々のリリースです。但し初回プレス分のみの限定リリースとなりますので、どうぞお早めのオーダーをお願い致します。
Disc 1 (72:25)
1. Intro 2. My Father's Eyes 3. Pilgrim 4. One Chance 5. River Of Tears
6. Going Down Slow 7. Born In Time 8. She's Gone 9. Tears In Heaven 10. Circus
11. Layla 12. Needs His Woman 13. Change The World
Disc 2 (57:34)
1. Old Love 2. Sick And Tired 3. Have You Ever Loved A Woman 4. I Shot The Sheriff
5. Wonderful Tonight 6. Tearing Us Apart 7. Sunshine Of Your Love 8. Crossroads
Eric Clapton - guitar / vocals Andy Fairweather Low - guitar / vocals
Nathan East - bass / vocals Alan Darby - guitar / vocals
Tim Carmon - keyboards / vocals Kenneth Crouch - keyboards
Ricky Lawson - drums Katie Kissoon - backing vocals
Chyna - backing vocals Charlean Hines - backing vocals
20 Piece Orchestra - Nick Ingman, Conductor
★★特別企画
★エリック・クラプトン「ST. PAUL 1998: PILGRIM TOUR 1ST SHOW」の初回ナンバー入りステッカー付きに限り、同じ「Pilgrim」ツアーより、5月12日のシンシナティ公演を高画質オーディエンスショット映像で収録した、ファン必携・必見の高品質タイトル「PILGRIM WEARS A CROWNS」が、特別に付属致します。
ERIC CLAPTON - PILGRIM WEARS A CROWNS(Special Bonus DVDR)
Live at The Crown, Cincinnati, OH. USA 12th May 1998 AMAZING SHOT
1998年5月12日、オハイオ州シンシナティのザ・クラウンで行なわれたピルグリム・ツアー公演を収録。ステージを正面に臨むスタンド上方からのシューティングで、当初は直接ステージを狙っていて、大所帯バンドのメンバー配置が把握できます。その後ステージ左上方のスクリーンショットを織り交ぜる形で収録が進んでいきます。ブレ等の不安定さは付きまといますが、以降はスクリーンショットをメインに切り替えたため、画面は安定します。
そして音声が良好な音質で収録されているのが長所です（Tearing Us Apartの冒頭では画像が一瞬静止しますが、音声は途切れていません）。このアメリカンツアーはクラプトンの53歳の誕生日にあたる3月30日からスタートし、このツアーでのみ20人のストリング・オーケストラが帯同していました。それは、アルバム「ピルグリム」のサウンドを忠実に再現したいというクラプトンの意図でした。さらにはベイビーフェイス人脈からリッキー・ローソンというスタジオ・ミュージシャンがドラムを務めており、後のツアーではスティーヴ・ガッドにチェンジしてしまったため、彼のプレイが聴けるのは、このアメリカンツアーのみでした。彼も多数のキットを操るテクニシャンだったことが判ります。
またオーケストラが、バンドの後方の壇上に配置されていたことも判ります。そういう意味で、アメリカンツアーを捉えた数少ない良質な貴重映像と言えるのが本盤です。ステージ前半部におけるアルバム「ピルグリム」からのナンバーの連続演奏では、クラプトンのやる気満々の姿が伝わってきます。特にオーケストラとの見事な融合を見せるRiver Of Tearsでの雄大な演奏、She's Goneでのテンションがマックスに達するスリリングな演奏は、早くもこのステージのハイライトと言える出来映えです。スクリーンショットで捉えられているクラプトンの前半部における熱の入りようは必見です。Have You Ever Loved A Womanのイントロでは、ピアノのケニー・クラウチの近くまで歩み寄って腰掛け、ピアノとフレーズの応酬をするという珍しいシーンもあります。
ヒップホップ・ミュージシャンのような髭面とシックなブラックスーツ姿のルックスのクラプトンが歌とギタープレイに没頭する姿からは、この時代特有のストイシズムを感じることができます。そう考えれば、このツアーがアルバム「ピルグリム」の世界を成就させるため、クラプトンの強い意志の下に行なわれたことが分かっていただけるでしょう。貴重映像を収めた本盤を、是非、プレス盤新作「ST. PAUL 1998: PILGRIM TOUR 1ST SHOW」と合わせてお楽しみ下さい。
1. Intro 2. My Father's Eyes 3. Pilgrim 4. One Chance 5. River Of Tears 6. Going Down Slow
7. She's Gone 8. Drifting Blues 9. Tears In Heaven 10. Layla 11. Change The World 12. Old Love
13. Crossroads 14. Have You Ever Loved A Woman 15. I Shot the Sheriff 16. Wonderful Tonight
17. Tearing Us Apart 18. Cocaine 19. Sunshine Of Your Love
Eric Clapton - Guitar, Vocals Andy Fairweather Low - Guitar, Vocals
Nathan East - Bass, Vocals Alan Darby - Guitar, Vocals Tim Carmon - Keyboards, Vocals
Kenneth Crouch - Keyboards Ricky Lawson - Drums Katie Kissoon - Backing Vocals
Chyna - Backing Vocals Charlean Hines - Backing Vocals
20 Piece Orchestra Nick Ingman - Conductor
COLOUR NTSC Approx.122min.
