COVERDALE PAGE - YOYOGI 1993 1ST NIGHT(2CD)
Live at Yoyogi Olympic Pool, Tokyo, Japan 17th December 1993 TRULY PERFECT SOUND
先日リリースされ、大好評を賜ったCOVERDALE/PAGEの『BUDOKAN 1993 2ND NIGHT(ZODIAC 225)』。話題の「KRW_CO」が公表した1stッジェネレーション・サウンドが強烈な大傑作でした。本作は、その第2弾。同じく「KRW_CO」から飛び出した1stジェネ・アルバムです。
そんな本作最大の旨みは、強烈なるサウンドにあるわけですが、まずは基本から。本作は「1993年12月17日:国立代々木競技場」公演のオーディエンス・アルバム。当店は『BUDOKAN 1993 2ND NIGHT』だけでなく、これまで幾多のライヴアルバムをアーカイヴして参りました。ここで今一度、日程で確認してみましょう。
・12月14日:日本武道館『KNEES AND PRAY』
・12月15日:日本武道館『BUDOKAN 1993 2ND NIGHT』
ー1日移動&オフー
・12月17日:国立代々木競技場 【本作】
・12月18日:国立代々木競技場
ー1日移動&オフー
・12月20日:大阪城ホール『PRIDE & JOY』
・12月21日:大阪城ホール
・12月22日:愛知県体育館『OVER NOW』
これがCOVERDALE/PAGE唯一のツアーであった全7公演。オフを挟んで3セクションに大別でき、本作の代々木オリンピック公演は第2セクションにあたるコンサートです。
そんな本作のサウンドは、1stジェネならではの激烈ぶり。『BUDOKAN 1993 2ND NIGHT』も素晴らしいサウンドでしたが、本作のリアルさ、ダイレクト感はちょっと次元が違う。世紀の合体プロジェクトに熱狂する大歓声も吸い込んでいるものの、ギター&ヴォーカルを目の前に突きつけられるような間近感が凄い。特にギターはちょっとしたピッキングのタッチやチョーキングのニュアンスまでもが超ビビッド。さらにリズム隊までもが強烈でして、ドラムの1打1打からブンブンと唸るベースまでえらく克明。特にベースは目を閉じるとステージの光景どころか、重低音の波形まで目に浮かぶほどです。
実のところ「KRW_CO」マスターそのものには、左右バランスの乱れも見られたのですが、本作ではマスタリングで修正。さらにホール感を軽減し、楽音の持つダイレクト感をより一層鮮やかに伝えるサウンドに仕上げました。ただし、ムリヤリなイコライジングで本来の“鳴り”“ディテール”を損なう事は一切しておりません。本作をお聴きになってド迫力サウンドに驚かれるかも知れませんが、これは原音がもともと持っていた魅力なのです。
そのサウンドで描かれるコンサートがまた素晴らしい。日本武道館では初ライヴの緊張感も漂ってきましたが、オフ1日で反省会でも開いたのか、本作ではフレッシュ感を残しつつも、調子を上げてきたのがつぶさに聴き取れる。シャウト1発、リフ1つにしても、惰性や慣れはないものの、思い切りが良くなって実に気持ちいいのです。特に調子に乗ったカヴァデールは素晴らしい。念願(?)のZEPナンバーを気持ち良さそうに叫び、MCでも「ウタッテー」「モンダイナーイ」と大はしゃぎ。さらには「In My Time Of Dying」で「オヨヨギ♪ オヨヨギ♪ オヨヨギィィイ♪」と絶好調。まったく、カヴァデールって人は日本公演が最高です。
そんなカヴァデールだからこそ、ジミー・ペイジもイキイキとできたのでしょう。もちろん、彼の永遠のパートナーはロバート・プラントであり、カヴァデールは代役だったかも知れません。しかし、無邪気なほどに全力でリスペクトし、無垢にはしゃぐカヴァデールが隣に立つからこそ、“ZEPの幻想”を素直に楽しめたのではないでしょうか。本作の思い切りの良い演奏からは、そんなペイジの笑みが透けてくるのです。
大はしゃぎのカヴァデール、カンを取り戻しつつあるペイジ。そんなレジェンド2人をリスペクトするバック陣と、目の前の光景に我を忘れる代々木オリンピックの大観衆……。そのすべてが1stジェネのリアル・サウンドで蘇るライヴアルバムの大傑作です。たった7公演しか実現しなかったCOVERDALE/PAGE。その泡沫の空間は、これほどの喜びに満ちていた。その確かで、鮮やかなる証人。今週末、あなたのお手元にお届けいたします。
Disc 1 (62:13)
1. Intro. 2. Absolution Blues 3. Slide It In 4. Rock And Roll 5. Over Now 6. Kashmir
7. Pride And Joy 8. Take A Look At Yourself 9. Take Me For A Little While
10. In My Time Of Dying 11. Here I Go Again
Disc 2 (52:34)
1. MC 2. White Summer / Black Mountain Side 3. Don't Leave Me This Way incl. Drum Solo
4. Shake My Tree 5. Still Of The Night 6. Out On The Tiles / Black Dog
7. The Ocean / The Wanton Song / Feeling Hot 8. Band Introductions
David Coverdale - Vocals Jimmy Page - Guitar Brett Tuggle - Keyboards
Guy Pratt - Bass Denny Carmassi - Drums
(メーカーインフォによる)