THE ROLLING STONES / ALL ABOUT YOU (1CD)
ここのところ快調に発掘の進むアルバム「UNDERCOVER」のアウトテイクですが、本作も未発表のセッション音源を含むスタジオ・マテリアルの新作となります。ボーカルものとインストものの配分はほぼ半分づつで、インストゥルメンタルの楽曲もウォーミング・アップというよりは、歌入れ前のバッキング・トラック然としたかっちりした楽曲が多いです。2、6、8の3曲が「TOO MUCH BLOOD」(DAC-182)と被りますが、今回はやや音質の異なるマスターからの収録です。「CRISTINE」、「FORTY」、「IDENTIFICATION」は同セッションから初のCD化となります。「DANCE MR.K.」、「RUN AND TAKE」は別タイトルでOBR系列のリリースで出回っていたものですが、今回音質が大きく向上しています。「SHE WAS HOT」のロング・バージョンは「THE VIRCHOV TAPE」(DAC-181)、「TOO MUCH BLOOD」(DAC-182)にも収録されていたものですが、今回収録のバージョンは実際にラジオでオンエアされたバージョンで、先に挙げたタイトルの収録テイクとは別ミックスとのことです。「ALL ABOUT YOU」、「IT'S A LIE」の2曲は「UNDERCOVER」期のものではなく、アルバム「EMOTIONAL RESCUE」収録時のアウトテイクとなっています。キースが歌う「ALL ABOUT YOU」は「TRAIN SONG」というワーキング・タイトルで、その存在だけは噂されていましたが、ようやくフル・バージョンで登場したミックのコーラス付きのアーリー・テイクで、本作最大の聴きものとなっています。「IT'S A LIE」は「Place Pigalle」(Vinyl Gang VGP-362)でリリースされていたバージョンとは異なる、イントロからハープの入るテイク・ワンでこれまでVGP/DACのアルバムからは収録漏れしていたものです。全編に渡ってステレオ収録で音質も良く、多くの初登場音源、アップグレード音源を収録したマニア待望の「UNDERCOVER」期のエクセレントなアウトテイクの続編です。
1. UNDERCOVER OF THE NIGHT 2. THE GOLDEN MILE 3. CHRISTINE 4. DANCE MR. K. 5. FORTY
6. HEARTBEAT 7. IDENTIFICATION 8. IN YOUR HAND 9. RUN AND TAKE 10. ALL ABOUT YOU(TRAIN SONG)*
11. IT'S A LIE* 12. SHE WAS HOT(WYSP VERSION)
(*)TRACK 10 & 11 TAKEN FROM THE EMOTIONAL RESCUE SESSIONS 1979
(メーカーインフォによる)