★最初の220枚のみ、ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
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DAVID BOWIE - BOSTON JULY 1974: JOE MALONEY MASTER(2CD)
Live at Boston Music Hall, Boston, MA. USA 16th July 1974 PERFECT SOUND
Taken from master tapes recorded by Joe Maloney
本生100％版『DAVID LIVE』の極めつけとも言うべきライヴアルバム。伝説的な名テーパー：ジョン・マロニーが残したマスター・テープから起こされた極上の銘品が永久保存盤プレス２CDでリリース決定です。
そんな本作に刻まれているのは「1974年７月16日ボストン公演」。“DIAMOND DOGS TOUR”の一幕を記録した極上オーディエンス録音です。今週は同じ1974年のマロニー録音『BOSTON NOVEMBER 1974: JOE MALONEY MASTER（Wardour-284）』も同時リリースとなりますが、この２本は似ているようでまったく違う。まずは、本作のショウがいかなるポジションなのか、1974年の歩みの中で確認してみましょう。
《５月『DIAMOND DOGS』リリース》
“DIAMOND DOGS TOUR”
・６月14日-７月20日：北米#1（32公演）←★ココ★
《８月『YOUNG AMERICANS』制作開始》
・９月２日-16日：北米#2（12公演）
“THE SOUL/PHILLY DOGS TOUR”
・10月５日-12月１日：北米#3（34公演）
これがボウイの1974年。全米を３つに分けて回っていますが、その中で「北米#3」のみ、“THE SOUL/PHILLY DOGS TOUR”とも呼ばれる別枠。同時リリースの『BOSTON NOVEMBER 1974』はその「北米#3」のライヴアルバムですが、本作はそれとは異なる「北米#1」30公演目の記録なのです。また、1974年７月と言えば、オフィシャルの伝統盤『DAVID LIVE』でも有名。『DAVID LIVE』は、７月８日-12日のアッパーダービー公演から制作されましたが、本作はそのわずか４日後となるコンサートでもあります。
『DAVID LIVE』が公式の伝統盤だとすれば、本作はアンダーグラウンドの伝統録音。古くアナログ時代から部分的に知られてきた録音ですが、本作はジョー・マロニーのマスターからフルで復刻された完全版。それも、海外のボウイ専門家が監修した最高峰版です。この専門家は、一大アップグレードを果たした『DEFINITIVE RAINBOW 1972（Wardour-273）』を手がけた人物でもあり、音源に対する深い造詣は圧倒的なのです。それだけに、本作のサウンドは究極的。豊かなヴィンテージ感も漂わせるオーディエンス録音には違いないのですが、クリスタルに輝くクリアさがたまらない。わずかな距離もなくはないのですが、それが濁りや曇りを起こさない。高音はまるで空気などない真空かのように淀みなく真っ直ぐに伸び、ホーンの金属光沢が目に浮かぶよう。その一方で低音には手で触れているような確かな実感に満ち、唸るベースもグルーヴだけでなく１音１音のヴァイヴまでしっかりと伝わる。そして、美しい中音域の鳴り。ボウイの歌声は歌詞の１語１語まで綺麗に聞き取れ、その吐息や呼吸感までもがリアルなのです。
さらに驚くのは、オーディエンス・ノイズの少なさ。曲間には喝采が広がるものの、それも遠く間近の話し声や絶叫がない。もちろん、演奏中ともなれば静寂が包み込み、繊細な演奏音を邪魔するものが何もない。客録テクニックが進歩した現代であっても、ここまで演奏音を綺麗に捉えながら歓声のないポジショニングは至難の業。70年代ともなれば、出音も貧弱で難しいはずなのに、それを物ともしない美音。そんな録音自体に加え、マスターなればこその瑞々しさが更に上乗せ。まったくもって奇跡的。長い歴史で愛され続けるのも当然の輝く音世界なのです。
そのサウンドで描かれるショウがまた眩しい。演奏ぶりやトータルの流れは『DAVID LIVE』に準じてもいますが、実はそれ以上。2005年再発盤『DAVID LIVE』に追加収録された「Space Oddity」「Panic In Detroit」「Time」が聴けるだけでなく、「Diamond Dogs」冒頭の「Future Legend」も収録されています。ボウイと同じ空間を共有できるのがオーディエンス録音の魅力ですが、その上に一切の編集がない自然な時間の流れもじっくりと感じられるのです。
この体験感こそ、ヴィンテージ・オーディエンスの醍醐味。音楽作品でありながら真実の記録だからこそのタイムワープです。“DIAMOND DOGS TOUR”の現場に立ち、ボウイの歌声を現実感たっぷりに味わい、時間と空間を共にする。そんなアンダーグラウンドだけの醍醐味を伝説テーパーの極上サウンドで体験できる希代の銘品。どうぞ、永久保存プレス２CDでたっぷりとお楽しみください。
Disc 1 (45:28)
1. 1984 2. Rebel Rebel 3. Moonage Daydream 4. Sweet Thing 5. Changes 6. Suffragette City
7. Aladdin Sane 8. All The Young Dudes 9. Cracked Actor 10. Rock 'n' Roll With Me
Disc 2 (58:27)
1. Watch That Man 2. Knock On Wood 3. Space Oddity 4. Future Legend 5. Diamond Dogs
6. Panic In Detroit 7. Big Brother 8. Chant Of The Ever Circling Skeletal Family
9. Time 10. The Width Of A Circle 11. The Jean Genie 12. Rock 'n' Roll Suicide
David Bowie - Vocals, Guitar Earl Slick - Guitar Herbie Flowers - Bass
Tony Newman - Drums Mike Garson - Piano, Mellotron
Michael Kamen - Musical Director, Electric Piano, Moog, Oboe
David Sanborn - Alto Saxophone, Flute
Richard Grando - Baritone Sax, Flute Pablo Rosario: Percussion
Warren Peace - Backing Vocals Gui Andrisano - Backing Vocals
(メーカーインフォによる）
