BLACK SABBATH - KILLING YOURSELF TO DIE : THE LEGENDARY MASTER(1CD)
Live at Olympen, Lund, Sweden 21st April 1977 TRULY PERFECT SOUND*UPGRADE

　伝説的なBLACK SABBATH大名盤のアップグレード・バージョンが登場です！1977年のヨーロッパツアーの4月21日スウェーデン・ランド公演を収めた 「KILLING YOURSELF TO DIE」は、アナログ時代から“サバス・ブートの代名詞”として名声をほしいままにしてきた名盤中の名盤。元から高音質で幾多のサバス・ファンをブートの 世界に誘ってきた名ライヴ音源ですが、今回はまさかのオリジナル・マスターからダイレクトコピー！過去最高音質盤が実現しました！

　本作が収録されたのは、1976年9月発表の「TECHNICAL ECSTASY」を引っさげたワールド・ツアーの'77年4月21日のスウェーデン・ランド公演。このツアーからは12月8日のペンシルバニア州ピッツ バーグ公演がFM放送録音やサウンドボード音源（放送前のロング・バージョン）も有名ですが、それらを差し置いて代表作として君臨し続けてきたライヴなの です。

 

大変に優れたオーディエンス録音は長年マニアの間で「放送音源か否か」が議論になり、ラジオ局「Westwood One」のロゴ入りブートレッグすら流通したほど。'76～77年ツアーだけでなく、70年代全般を見渡しても１～２を争う名録音です！　CD時代になっ た後も、アナログ起こしの同名タイトルや同種音源が多く出回り、マニアならば一度は聴いた事があるアイテムでしょう。

 

今回はそのランド公演を、テーパーが 録音した大元音源からダイレクトにデジタル化した素材を入手！　アナログブートを介さないからこそ、あらゆる既発を上回る「最高音質」「最長の録音時間」 「正しい曲順」のすべてが実現、伝説のライヴの真相へと迫る事ができるようになったのです！

　マスター・ダイレクトのクリアで広がりのあるサウンドは、オープニングSE「Supertzar」からアナログ盤コピーを元にしていた過去のソースとの 決定的な違いを教えてくれます（「Supertzar」からして既発より約20秒早い段階から録音が始まっています）。このナチュラルな質感は、過剰なイ コライズやコンプレッサー処理で音が変質していた既発盤では味わえないもの。ここでアイオミの雷鳴のようなヘヴィリフが一閃し、ファストにライヴの幕を開 ける「Symptom Of The Universe」は、いかなるSABBATHファンをもノックアウトするでしょう！　

 

手数の多さで奔放なリズムを叩き出すビル・ワード、あの個性的な声 質で高い音域もパワフルに発する若きオジーの叫びなど、"ドゥーム・ロック"から"ヘヴィメタル"へと変化しつつあった'70年代後半のSABBATHら しい演奏をじっくりと聴き込めます。

　倦怠感を漂わせるメロディが聴き手を幻惑するように迫る「Snowblind」、禍々しいまでの重量級リフがオーディエンスを覆い尽くす「War Pigs」はオリジナル編成ならではのヘヴィネスが最高の聴き応え！　ギーザー・バトラーのベースが毒ヘビのようにうごめく「War Pigs」中盤のリアルさは言葉も出ないほどです。

 

ライヴ中盤から音はさらにダイレクト感を増し、演奏の迫力はいよいよ強烈になっていきます。 「Black Sabbath」においてアイオミとギーザーが織り成す“悪魔の音階”が、これほどまでにダイナミックに捉えられたオーディエンス・ソースが、果たして過 去にあったでしょうか。

　さらに当時の新作「TECHNICAL ECSTASY」からチョイスされた楽曲ではジェラルド・ウッドルフのキーボードもはっきり聴き取れ、「HEAVEN AND HELL」以降のメロディアスなSABBATHや、オジー・オズボーンのソロアルバムの原点も垣間見えます。特にオリジナル後期の代表曲「Dirty Women」はアイオミとウッドルフのユニゾンも見事ですし、オジーの歌メロディは'80年以降のソロで聴けるパターンが顔を出す。「Dirty Women」のコーラスパートでは「Mr. Crowley」を思わせる場面があれば、「Rock'n'Roll Doctor」はそのまま「No Bone Movies」といった印象です。

 

ライヴ後半はこのツアーで初めてセットインした「Electric Funeral」、久々に取り上げられた「N.I.B.」など初期のナンバーがマニアを喜ばせます。「Paranoid」そして「Children Of The Grave」まで聴き手に休むヒマも与えない75分間は壮絶の一言。「Children Of The Grave」演奏後は、当時アウトロで用いられていた「She's Gone」を（僅かではありますが）確認できます。

　BLACK SABBATHは本作が録音された'77年4月で「TECHNICAL ECSTASY」ツアーを終了します。この直後にバンド内部の不協和音は限界に達し、オジーが脱退を宣言。

 

その後、オジーは元DIRTY TRICKSのメンバーらとニュー・バンドの結成を模索、残されたアイオミらは元SAVOY BROWNのデイヴ・ウォーカーを迎えてバンドの継続を図ったものの、この時はオジーとSABBATH双方とも活動が頓挫します。結局は元の鞘に戻って 「NEVER SAY DIE！」へと進みますが、一度壊れたマジックは戻らず、再び分裂の道をたどるわけです。

　つまり本作は、オリジナルSABBATHが正常に機能していた最後の瞬間を捉えた貴重な記録なのです。セールスの不振やバンドの内幕は不安定ではあるも のの、ライヴの充実がかろうじて「崩れそうで崩れない」微妙なバランスで保っていた刹那。他のどの時期とも違い、ステージだけが最後の絆となっていた特別 なムードが漂います。

 

そのライヴを'70年代最高のオーディエンス・サウンドで、どうぞお楽しみください！　伝説の名盤が今、神話の領域へ！　'70年代 ブリティッシュロック・ファン必携必聴の一本が、完全限定プレスCDでリリースです！（マニアにも嬉しいピクチャディスク仕様）

1. Supertzar 2. Symptom Of The Universe 3. Snowblind 4. War Pigs 5. Gypsy 6. Black Sabbath
7. Dirty Woman 8. Drums Solo 9. Rock 'n' Roll Doctor 10. Guitar Solo 11. Electric Funeral
12. Band Jam 13. N.I.B. 14. Paranoid 15. Children Of The Grave

Ozzy Osbourne - Vocals Tony Iommi - Guitar Geezer Butler - Bass Bill Ward - Drums
Gerald Woodroffe - Keyboards