★最初の180枚のみ、ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
ご注文時メーカー完売の場合がございます。ご了承頂いたうえでのご注文をお願いします。
THE WHO - DEFINITIVE CHARLTON 1974: FINEST & LONGEST(2CD)
Charlton Athletic Football Club, London, UK 18th May 1974
★Upgrade!過去最高音質 & 過去最長!
今年頭にリリースした『LIVE AT LEEDS: 55TH ANNIVERSARY ULTIMATE EDITION』と並び、ザ・フーの歴史における最重要ライブ音源の一角が、文字通り長きにわたるリリース停滞からついにマストバイの決定版として登場です!そう、1974年一番の定番ライブ音源たるあのチャールトン公演です!
74年のフーは映画版『TOMMY』の制作が始まったことでライブの本数が少なかったのですが、そんな特殊な一年の中においても最も有名だったのがチャールトン・フットボール・スタジアムで行われた『SUMMER OF '74』という野外フェスのトリを務めたときのステージ。この日はBBCが撮影したことでテレビ放送も実現、後に『MAXIMUM R&B』ビデオに使われるなどして74年のフーを捉えた定番映像と化します。
その『MAXIMUM~』編集時に流出したと思われる未編集ビデオの音声を元にしたのが懐かしのMidas Touchレーベルからリリースされた紙ジャケ『LIVE AT CHARLTON 1974』。全編がサウンドボードということで当初は名盤扱いされましたが、実は未収録曲やカットがあり音質もまずまずといった程度。それからほぼ一年後にWholiday Musicというレーベルからリリースされた『CHARLTON UNCUT』は対照的にオーディエンス録音であったにもかかわらず、完全収録かつ驚くほど音像が近かったことからマニアには「SBDよりこっちの方が良い」と言わしめたほどでした。
それから現在に至るまでチャールトンの音源は複数登場しましたが、それらを駆使した新たなアイテムというのは作られずじまい。当店も2008年頃にDVDで映像を『CHARLTON 1974』としてリリースしたきりです。名ライブとして知名度が高いにも関わらず、少なくともここ15年ほどはまともな新作タイトルはどこからも出ていなかったのではないでしょうか?その背景としては後述するように現存するソースが超多岐にわたっており、加えてそれぞれ特徴を抱えた複雑な音源ばかりだったため、製作の困難さからどこも手を付けられなかったのではと想像します。
しかし今回この名演についに着手。そこで今回数ヶ月の時間をかけて、まずは現存する中でもベストソースを文字通り「探索」。その結果、以下6つのソースが良好な音源として活用出来ることを発見いたしました。
①Original Film Master:音質がよい。ただしラフミックス。
②BBC 2nd House Broadcast:①よりも音質が劣る。ただしリバーブがかけられたりと、きちんとミックスしようと試みた痕跡が見受けられる。
③View From A Backstage Pass:公式サイト通販限定リリースの、レアオフィシャルリリースタイトル。様々なライブ音源をコンパイルしたもので、チャールトンの音源も一部収録しています。公式ものなので音質は良いですが、ごく一部のトラックのみの収録にとどまっています。またリバーブが過剰気味。今回の製作時には過剰な分だけ若干リバーブを削っています。
④Broadcast On Capitol Radio:音質は②以上①未満。『WHO 4 CHARLTON 75000』というファンメイドDVDブートのボーナストラックに収録。
⑤FM Reel Recording:FM放送を当時のファンがリールテープで録音したもの。数曲のみだが音質は最高。2018年にネット上に投稿されたのみなのでご存じない方も多いのでは?
⑥Audience Recording:前述したWholiday Musicレーベルの『CHARLTON UNCUT』でも使用されたオーディエンス録音。1974年の野外録音ということを考えれば音質は上々。ピッチは今回の使用にあたり徹底的に補正しています。
ライブを最も長く収録しているのは各種映像音声ですが、不完全収録なのが玉に瑕。そこに徹底的に精査した音源を集め、さらに音源の違和感を文字通り最小限にとどめる念入りな編集を敢行。具体的には前述した6つのソースそれぞれに対して以下の綿密かつ緻密なリマスター&リミックスを実現いたしました。
①Original Film Master:スネア、タム、シンバル、キックドラム、ベース、ギター、ボーカル、オーディエンス歓声の8トラックに分離した上でトラック別にリマスターした上でミックスダウン。
②BBC 2nd House Broadcast:「Baba O’Riley」のためだけにシーケンスのトラックのみ分離・抽出して使用。他のトラックは使用せず。
③View From A Backstage Pass:前述したように過剰なリバーブだけ削ってトラック分離等はせずに音源を使用。
④Broadcast on Capitol Radio:スネア、タム、シンバル、キックドラム、ベース、ギター、ボーカル、オーディエンス歓声の8トラックに分離した上でトラック別にリマスターした上でミックスダウン。
⑤FM Reel Recording:非常に高音質かつ整ったミックスであるため、トラック分離やリミックスはせずに音源をそのまま使用。
⑥Audience Recording:ボーカル、オーディエンス歓声、その他楽器の3トラックに分離した上でトラック別にリマスターした上でミックスダウン。
一例を紹介すると、例えば各種サウンドボード音源では「I Can't Explain」が未収録、さらに「Summertime Blues」もサウンドボード音源の音質が優れないことからどちらもソース⑥の最新リマスター版オーディエンス録音を採用。「Young Man Blues」からサウンドボード音源へと切り替わりますが、これも単に各ソースをつなげるだけでなく複数の音源を駆使して音質やミックスを向上。その最たる例が「Baba O'Riley」でして、メインとなる流出映像音声は曲のトレードマークであるシーケンスの音量が小さくて不自然なバランスとなっていたため、そこに同じ映像音声でもソース②のBBC放送版からシーケンスの音のみを最新AI技術で抽出してミックスするという徹底ぶり。その他の音源もリマスター&リミックスによって高音質かつ統一的な質感のタイトルに仕上げました!AUDやFMソースではカセット特有のミリ秒単位のドロップアウトがありますが、それらも専用のツールで修正し、細かいノイズ等も除去!そして文字通り過去最長の収録内容となっています!
またこの日は演奏が名演にもかかわらず内容が非常にユニーク。「I'm A Boy」から「Boris The Spider」まで、ライブからご無沙汰だったクラシックスが立て続けに演奏されたのですが、特に「Tattoo」までの二曲はかなり荒っぽく、ロジャーの歌詞が怪しかったり三人のハーモニーも怪しかったりするのは御愛嬌。それにこれらのパートでも複数の音源を駆使した編集を徹底しつつも見事にまとまっている。極めつけは「5:15」。後年のようなホーン隊のサポートを加えるようなことはなく、かといって前年のようなテープを用いることもなく、ここではバンドだけのレイドバックした演奏が何ともカッコいいのですが、これもオーディエンス録音でしか聞かれない貴重なテイク。そこでこの曲を始めとしたオーディエンス録音パートに関しても音像の近さを活かしたリマスターやピッチの補正を徹底!
そしてライブ終盤の「My Generation」から始まる怒涛の展開は圧巻。ライブ前半は荒っぽかった彼らがエンジン全開となって壮絶な演奏をやすやすとこなすのが絶頂期らしいところ。懐かしのMidas Touch盤によってフー70年代ライブの定番になるかと思いきや、なれなかったチャールトンがようやく満足のいく形で完全収録。メインがサウンドボードなだけに、そのパートの徹底的な洗い直し、さらにオーディエンス録音でしか聞けないパートとの組み合わせも徹底した究極版!『Who’s Next』や『四重人格』などの全盛期に突入したザ・フーの名音源として非常に有名かつ、1974年のツアーの中でもハイライトとして名高い巨大スタジアムライブは必聴です!完売も予想される本タイトル。ご注文はお早めに!
☆トラックリストと各曲ごとの使用ソース詳細は以下!
●Disc 1
01.Introduction - ⑥
02.I Can't Explain - ⑥
03.Summertime Blues - ⑥
04.Young Man Blues - ①+③
05.Baba O'Riley - ①+②
06.Behind Blue Eyes - ①+⑥
07.Substitute - ①
08.I'm A Boy - ①
09.Tattoo - ①+③ (2:40あたりから③)
10.Boris the Spider - ③+⑥+⑤ (2:31あたりから⑥、2:36から⑤)
11.Drowned - ⑤+⑥+⑤(※SBDの完全版はこの⑤のみ!8:14から⑥。8:25から再び⑤)
12.Bell Boy - ⑤+⑥ (4:49から⑥)
13.Doctor Jimmy - ④+⑥ (7:19から⑥)
14.Won't Get Fooled Again - ④+⑥ (8:30から⑥)
15.Pinball Wizard - ⑥+⑤ (⑥で最初の12秒ほど補填)
16.See Me, Feel Me - ①+⑥ (5:52から⑥)
●Disc 2
17.5:15 - ⑥
18.Magic Bus - ⑥+①
19.My Generation - ①
20.Naked Eye - ①
21.Let's See Action - ①
22.My Generation Blues - ①
Disc:1 (75:18)
01. Introduction
02. I Can't Explain
03. Summertime Blues
04. Young Man Blues
05. Baba O'Riley
06. Behind Blue Eyes
07. Substitute
08. I'm A Boy
09. Tattoo
10. Boris the Spider
11. Drowned
12. Bell Boy
13. Doctor Jimmy
14. Won't Get Fooled Again
15. Pinball Wizard
16. See Me, Feel Me
Disc:2 (37:17)
1. 5:15
2. Magic Bus
3. My Generation
4. Naked Eye
5. Let's See Action
6. My Generation Blues
(メーカーインフォによる)