★最初の240枚のみ、ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
ご注文時メーカー完売の場合がございます。ご了承頂いたうえでのご注文を御願いします。
ERIC CLAPTON - LARGO 1974 MASTER(2CD)
Live at Capitol Centre, Largo, Maryland, USA 14th July 1974 STEREO SBD(UPGRADE)
今週はエリック・クラプトンのカムバック74年全米ツアーからの大定番サウンドボードソースの究極盤をリリース致します!1ヶ月半に渡って展開されたカムバック全米ツアーのちょうど中盤に行なわれた、7月14日のメリーランド州ラーゴのキャピトル・センター公演を、極上のステレオ・サウンドボード録音で完全収録した過去最高音質を誇るニュー・ロウジェネレーションマスターから製作したのが本盤です。ここで、この全米ツアーがクラプトンの活動上どのような位置付けになっていたのか、カムバック前後の活動を時系列でおさらいしてみましょう。
・1974年3月:ザ・フーのロックオペラ映画「TOMMY」の出演シーンの撮影とレコーディングに参加
・1974年4月10日:ロンドン、ソーホー地区のチャイニーズレストランにてカムバック発表パーティ開催(旧友のピート・タウンゼンド、エルトン・ジョンらも出席)
・1974年4月13日~:フロリダ州マイアミのクライテリア・スタジオにてアルバム「461 OCEAN BOULEVARD」のレコーディングを開始
・1974年6月20日~:ストックホルム、チボリガーデンでのウォームアップギグを経て全米スタジアムツアー開始 ←★ココ★
・1974年8月4日:パームビーチ公演にて全米ツアーを終了。
・1974年8月5日:クライテリア・スタジオにて、フレディ・キングのアルバム「BURGLAR」のレコーディングに参加
≪1976年8月5日:アルバム「461 OCEAN BOULEVARD」リリース≫
この全米ツアーは、当然カムバック作となった「461 OCEAN BOULEVARD」のプロモーションツアーという意味合いがあったのですが、実際にはこのツアー中にはアルバムはリリースされておらず、オーディエンスの誰も新曲を聴いていないという状況でした。それにもかかわらず、スタジアムクラスの会場は連日超満員。いかにロックファンがクラプトンの復活を待望していたかの証でしょう。この盛況はツアーの最後まで続き、クラプトンは大成功のうちにカムバックを果たしたのでした。このツアーでは公式、PAアウトの両方を含みサウンドボード・レコーディングが連日敢行されており、現在ではウォームアップギグ初日のストックホルム公演と7月3日のシカゴ公演以外の26公演(サンフランシスコ公演は1日2回公演でした)の音源がブートレッグとしてリリースされているという状態です。その中にあって、このラーゴ公演は、PAアウトレコーディングによる若干の欠点を含みつつも早くからピカイチのクオリティが定評となり、セットリストが魅力的な音源として、いろいろなレーベルから何度もCD化が行なわれてきました。
それをまたなぜ今頃リリースするのか?今回、当店が入手したマスターが過去最高音質を誇るロウジェネレーションであったからなのです。具体的には明かせませんが、このマスターをカセットにレコーディングして所有していたのは、その名を聞けば目ざといマニアなら驚く名エンジニアだったのです。その人物がPA卓での録音を4トラックにミックスする機材を駆使してカセットテープに入れたマスターをイギリス在住の重鎮テーパー氏に直接譲り渡し、彼がそれを今回初めて当店に託したということなのです。ここまでの事情を明かせば、過去のこの日のいかなるマスターも敵わないことがお判りいただけるでしょう。
もちろん当店でリリースしました「LARGO 1974」をも上回るものです。あのラーゴ公演の全貌が、オフィシャルライブ盤並み、いやそれ以上のサウンドクオリティでお届けできるのです!元々全編に亘り音質が良好なソースですが、Blues Power とLittle Queenie の後半の欠落部分は元から録音されていなかったようで(PAアウト音源には途中で打ち切りことがよくあります)、 Presence Of The Lord 0:03の一瞬の音切れ部分は録音時からのトラブルであったため、今回のマスターでも同じですが、過去の既発盤に比べ音質は明らかに向上しており、一部の既発盤ではディスク2で逆になっていた左右チャンネル位相を本盤では正しく定位し直しています。
この公演が「定番」としての定評を受ける理由、それは、クラプトンのプレイクオリティが高かったことと魅力なセットリストに尽きます。このカムバックツアーでは酒に溺れ、それで連日の緊張感をほぐして臨んでいたことは有名な事実ですが、公演によっては「酔い具合」が異なり、日によってプレイクオリティに差がありました。
本公演では「吉」と出ており、Can’t Find My Way HomeからI Shot The Sheriffへは珍しくギターを持ち替えず、アコースティックのまま突入するという展開が聴かれるほか、Let It Growのイントロも半コーラス分長いなど、この公演でしか聴けない部分があります。Ramblin' On My Mind 、BadgeやLittle Queenieでは非常に切れ味のある速弾きフレーズが畳み掛けられており、非常にスリリングです。また、Get Readyの途中では、クラプトンとイヴォンヌ・エリマンがじゃれ合って笑うなどの微笑ましいシーンもあります。この時期にはLaylaをそれほど重要曲として捉えておらず、早くも序盤であっさりとプレイしてしまっているのも面白いところです。
74年全米ツアーにあっては屈指の優良音源と断言できるラーゴ公演を過去最高のクオリティで収録した本盤を是非コレクションに加えていただき、お楽しみ下さい。
Disc 1(61:14)
1. Intro. 2. Smile 3. Let It Grow 4. Can't Find My Way Home 5. I Shot The Sheriff
6. Layla 7. Ramblin' On My Mind / Have You Ever Loved A Woman 8. Willie And The Hand Jive
9. Get Ready 10. Blues Power
Disc 2(46:21)
1. Little Wing 2. Badge 3. Presence Of The Lord 4. Tell The Truth 5. Crossroads
6. Little Queenie
Eric Clapton : Guitar & Vocals Jamie Oldaker : Drums Dick Sims : Keyboards
Carl Radle : Bass George Terry : Guitar Yvonne Elliman : Backing Vocals
STEREO SOUNDBOARD RECORDING
(メーカーインフォによる)