★最初の320枚のみ、ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
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LED ZEPPELIN - TEXAS INTERNATIONAL POP FESTIVAL 1969 STEREO MATRIX(1CD)
Texas International Pop Festival, Lewisville, TX, USA 31st August 1969 STEREO SBD(UPGRADE)
レッド・ツェッペリン1969年のベスト・サウンドボード・アルバムと言うに留まらず、全ロックファンに彼らの素晴らしいライブを伝えたいエバーグリーンと呼ぶに相応しいのがテキサス・ポップ・フェスティバル。1991年の「PLAYS PURE BLUES」で初お目見えした時点でも別格の万人向け感たっぷりな名音源となった訳ですが、それだけに近年はサウンドボードで欠損していた箇所をオーディエンス録音にて補填したバージョンがポピュラーとなったように思えます。
何しろポピュラーな音源ゆえ、手法的には既にやり尽した感のあった本音源ですが、その新たなステップに踏み込んだ名盤が昨年リリースの「TEXAS INTERNATIONAL POP FESTIVAL 1969 STEREO MATRIX」。元々2トラックのステレオ・レコーディング(つまり、マイク二本をステージ上に立てて)でしたので、ロバート・プラントのボーカルが初期ビートルズよろしく片側のチャンネルに押し寄せられていたという独特の音像であったという。そんな独特のステレオ・イメージをもっと自然な状態へと改善させたのが昨年のリリースでした。
元々マニアには定番の極みのような音源がオーディエンス録音を流用して全長版となったのはもちろん、違和感を覚えつつ誰しもが「そんなもんだろう」と思っていたステレオ・イメージが改善と言う画期的な手法の効果は目覚ましく、おまけにサウンドボードとオーディエンス録音パートの違和感までも改善されるという恩恵まで受けました。
その結果「TEXAS INTERNATIONAL POP FESTIVAL 1969 STEREO MATRIX」はリリースから間もなくしてSold Out。それ以前にサウンドボード本体だけを収録していた「TEXAS INTERNATIONAL POP FESTIVAL 1969」ベスト・バージョンすらSold Outがあっという間であり、やはり定番強しということかと。
ここ最近で活発となってきた当店ZEPアイテム再リリースの中でもっとも望まれていた内の一つがテキサス・ポップなのは当然でしょうし、再リリースは必然というもの。ところが「TEXAS INTERNATIONAL POP FESTIVAL 1969 STEREO MATRIX」には改善の余地があったのです。確かに元の2トラック・ステレオ録音特有のバランスを改善させようとした試みは素晴らしかった。そのコンセプトは先にも触れたような左チャンネルに押し込まれたプラントのボーカルをセンターから鳴るようにしたかったということ。
しかし、その作業の結果は全体が右寄りになってしまったのも事実。考えてみれば左チャンネルの音を真ん中に寄せることでイメージ全体が右に寄ってしまうのは避けられません。そこで今回の再リリースに際しては、もう少しイメージの偏りを回復させるべく、再調整を施しました。それによってもっと自然なステレオ・イメージへと生まれ変わったのです。その違いは前回のバージョンとヘッドフォンで聞き比べれば一目瞭然。
音質最高なステレオサウンドボード録音とはいえ、2トラック録音というテクノロジーの音源をペイジがオフィシャルでリリースさせるとは到底思えません。やはり「PLAYS PURE BLUES」から始まったテキサス・ポップ名盤伝説はやはりレア音源界でこそ続くべきならわし。その最新版として、単なる再発には終わらないのが今回のリリース。
とにかく音質はステレオで極めてクリアーですので、「I Can't Quit You Baby」や「You Shook Me」といった曲での、文字通りピュアなブルース演奏も心ゆくまで楽しめます。またリール・テープのチェンジからサウンドボードが収録し損ねてしまったパートで聞き逃せないのが「Dazed And Confused」。この日はボンゾがドラミングの随所でカウベルを用いている点が非常に珍しいのですが、同曲にまでカウベルを用いた展開を見せた個所こそ、ちょうどサウンドボードで逃していた場面だったのです。やはり音質に優れていてもオーディエンス録音による補填は不可欠。幸いにも同日のオーディエンス録音というのがまた非常に良好であり、そこにステレオ・イメージの修正と相まって違和感が少ない状態で楽しめるテキサス・ポップの決定版を刷新しました!
(リマスターメモ)
★全体が右寄りのバランスをなるべく中央になるよう調整。
*元音源はボーカルが左に寄っているため、
それを軽減するために全体を右寄りにバランス調整してあったと推測。
(65:02)
1. Intro.
2. The Train Kept A Rollin'
3. I Can't Quit You Baby
4. Dazed And Confused
5. You Shook Me
6. How Many More Times
7. Communication Breakdown
STEREO SOUNDBOARD RECORDING
(メーカーインフォによる)