ERIC CLAPTON / DENVER 0724 (2CD)
(MOONCHILD RECORDS) MC-133
Recorded live at Coliseum, Denver, Colorado, USA. 24 July 1974
ツアーも終盤に差し掛かったタイミングを捉えたのが7月24日のデンヴァー公演です。長い全米ツアーでたった2回しか演奏しなかった「Mean Old World」をもう一度だけプレイしたのがこの日でした。この日のこの曲は9日のケベック公演とはまたアレンジが違っており、オーソドックスなブルースのテンポで演奏されています。中間のクラプトンのソロはさすがの風格を感じさせるものです。ボーカルラインにやや酒の影響を感じさせますが、演奏は非常にタイトだった日です。他にこの日珍しかったのは、序盤のアコースティック・ナンバーを2曲だけで済ませ、すぐにエレクトリックにチェンジしたことでしょう。3曲目の「I Shot The Sheriff」以降の各曲ではクラプトンらしい速いパッセージのシャープなソロが目白押しです。この日の「Presence Of The Lord」は通常のイントロから演奏されています。中間のソロもGood!特筆すべきは、この日はカムバック作『461』からのナンバーが5曲も占めていたことでした。アルバムの発売は全米では8月1日に予定されていましたので、オーディエンスの誰も新作を聴いたことがない中でクラプトンは新曲をここまでフィーチャーしたわけです。ツアーも終盤に入り、ライブ感を取り戻し、ファンを新作へ誘導したいという気概に溢れていた時期の公演を捉えた好盤、それが「DENVER 0724」です。勿論、高音質サウンドボードで収録されているので初心者でも全く問題ありません。三つ揃えても3000円という衝撃のプライス！
CD1
tk-01 : SMILE
tk-02 : EASY NOW
tk-03 : I SHOT THE SHERIFF
tk-04 : LET IT GROW
tk-05 : WILLIE AND THE HAND JIVE
tk-06 : GET READY
tk-07 : BADGE
tk-08 : PRESENCE OF THE LOAD
tk-09 : TELL THE TRUTH
tk-10 : MAINLINE FLORIDA
tk-11 : MEAN OLD WORLD
CD2
tk-01 : BLUES POWER
tk-02 : STEADY ROLLIN' MAN
tk-03 : CROSSROADS
tk-04 : BAND INTRODUCTION
tk-05 : LAYLA
tk-06 : LITTLE QUEENIE
(メーカーインフォによる）
